みゅうが教える魚沼の只見線撮影ポイント

みゅう

ところで、この場所覚えてるかな

2023年2月17日撮影 13時代の会津若松行き 430D
しょしんしゃ

もちろんわかるわよ
「へっつり」ね!

みゅう

そうだね!

しょしんしゃ

でも、前で見た写真となんか列車がちがうような気がするよ

しょしんしゃ

んーーー、たしか、はかせさんの言ってた、キハ40でもないし、110とも違うような気がする

みゅう

だいぶ上達したね!

長老

うおっほっほっ!

はかせ

話せば長くなるが、準備は良いかな?

しょしんしゃ

聞きたいけど、また難しい話しはやだよ

みゅう

簡単にいうと、現在只見線で走っているのは、この2種類の列車だけなんだよ

キハ110系
キハE120系
しょしんしゃ

え!そうなの
それに、同じキハなのに随分形が違うんだね
でもなんで、キハ120の方にはEがついてるの?

みゅう

みゅうにはわからないなあ

長老

若輩には難しいのお
のお、はかせ

はかせ

ふむ、解説しよう
ただし、推測も含まれるから心せよ
キハ110は平成2年キハE120は平成20年から運用が開始された

しょしんしゃ

うんうん、なるほど

はかせ

国鉄がJRへ民営化されたのは、昭和62年
どちらの車両も平成車でJRになってからつくられた車両だ
JR発足後、しばらくは国鉄の分類にしたがって踏襲し車両の命名がされた
それが、キハ110系である
だが、JRは知っての通り、北海道、東、西、東海、四国、九州、貨物に分割された
そうすると各社が同じような法則で命名し始めたため、次第に他社の形式名や過去の国鉄車両の形式名と重複する可能性がでてきた
それゆえ自社で新たに開発する車両の形式名に頭文字をつけ、JR東日本では東をあわらず「E」をつけるようになったんだ
それが平成20年に運用されたキハ120にEをつけE120系となったのだよ

しょしんしゃ

つまり会社の都合ね!

みゅう

みゅうも平成20年産まれだからわからないなあ

はかせ

例えば、JR西日本のキハ120系などが混同になってしまう

伯備線を走るキハ120系 米子行き 945D
しょしんしゃ

なるほど、そういうことなのね

しょしんしゃ

ならさっきのへっつりの車両は片方はE120系ね
でも手前の緑の塗装の列車はみたことないけど?

みゅう

そうだよね
でもね、これはラッピング列車といって、キハ110に新しい塗装をした車両なんだ
塗装前と塗装後の写真だよ

塗装前
塗装後
みゅう

拡大すると、車体番号はキハ110-223と書いてあって実は同じなんだ

しょしんしゃ

ほんとうだ!
ラッピングした方の色すきだなあ

2020年7月4日
2023年3月20日
みゅう

この配色は、「東北地域本社色」といって被災前かつて只見線で活躍したキハ40の色なんだ

みゅう

これは被災前の2011年に小出駅でみゅうが撮影した写真だよ
この配色の復刻なんだ

2011年5月4日撮影 小出駅
しょしんしゃ

ヘェ〜
5月なのにがあるね
それに、こんなの持ってるなんてみゅうさんけっこう鉄オタだね

みゅうみゅう

キャンキャン

みゅう

もう一つ、キハE120も「旧国鉄色」ラッピングになったんだ

2023年2月26日撮影
はかせ

ほう、これは只見川第二橋梁の絵だな
会津口の撮影ポイントの一つ
これもおすすめだな

みゅう

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